いつか子供に読ませたい!37
「アンの青春」が想像以上に面白かったので、残りもやはり(笑)、読んでみたくなりました。
やっぱり、順番に読みたいよね~なんて思いながら、「アンの愛情」(原題:島のアン)を購入。
読んで良かったです。
前の2作品以上に、アンが魅力的な女性として書かれています。
ん~。ちょっと、美化しすぎでは?なんて思うこともありますが、それ以上に魅力的な新しい登場人物がこの本を面白くしています!!
お年頃の女性たちの話らしく、アンとその友人たちの恋愛が語られる事が多いのですが、ただの恋愛小説とは違い、考えさせられることが多かったです。
20歳前後なら誰でもありがちな、「理想の人を追い求める」という心理。
でも、こういう気持ちがあるから、身近な大切なものが見えてこない…。果たして、全てに人が気がつくかどうか…。
アンより先に、友人のフィリパ・ゴードンがこの事に気がつきます。
私は、このフィリパ・ゴードンが大好きです。美人で頭が良くてお金持ちなのに、それを鼻にかけていません。おまけに友達思いで、とても無邪気で陽気な性格です。
アンも同じようですね。このフィリパに惜しみない賛辞を送っています。
なによりアンがうらやましい!と感じたのは、こういった友達がたくさんいること。そして、自分の望む道を確実に歩んでいること、ですね。
ただ、今までのアンの物語とは少し違い、アンが苦しむ場面もたくさん出てきます。
でも、最後には全てを乗り越え、幸せをつかめます。読んでいる私も「良かった~」なんて思ってしまいました。
大人になってから読んだわけですが、20歳の頃(学生の頃)を懐かしく思い出してしまいました(笑)。
この本は17~8才の頃に読むのに一番良いかもしれませんが、大人になってから読むのも悪くない!と感じました。
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