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2005年11月29日 (火)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!49

絵本を選ぶとき、私はまず「絵」に惹かれて手に取る、ということが多いですね。

やっぱり、「絵本」というのは、「絵」が大切なんじゃないかと思っていますから。

だから、お話の内容だけでなく、絵に関してもいろんなタイプの絵本を選ぶようにしています。

ま、私自身が見たい!なんてこともあるのですが(笑)。

絵に惹かれて手に取った本の中に「おおきくなりすぎたくま」があります。

モノクロ(というかセピア)で、細部まで丁寧に描かれた、とても美しい絵です。

絵本は比較的鮮やかな色使いのものが多いのですが、そういう意味では、この本は目立ちました。

森で偶然にこぐまを拾った少年。

少年はこぐまを家につれて帰るのですが、くまは自分が満足するだけの食べ物を得るために、家や畑を荒すようになってしまいます。

少年は仕方なく、くまを森にかえしてやることにするのですが、何度置き去りにしても、家に戻ってきてしまいます。

少年はここで悲しい決断をするのですが、意外な結末が待っています。

文章も他の絵本と違い、淡々とした、簡潔な口調で書かれています。

だから、小さなお子さんよりも、小学校にあがったお子さんが読むのに向いているかもしれませんね。

ただ、他の絵本といろんな部分で違いますから、子供にとって、かなり新鮮なのではないかと思います。

もちろん、私にとっても、新鮮な絵本でした。

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2005年11月28日 (月)

もうクリスマス?!その4

先日、子供と本屋さんへ行きました。

そろそろ年末が近いとあって、来年のカレンダーだの手帳だの…。

そして、クリスマス向けの絵本や料理の本なんかがたくさんありました。

見ているだけで楽しくなりますね♪

で、子供に買わされました(笑)。「チビねずくんのクリスマス」を。

表紙がきれいで、とってもかわいらしいです。

子供は家に帰ってすぐに読んでいました。大満足のご様子。

で、私も同じ日の夜にこっそり読みました(笑)。

おくびょうであわてんぼうのチビねずくん。

クリスマスの飾り用のヒイラギを探しに一人で出かけます。

やっと見つけた!さあ、帰ろう!!という時に、空から何かが降ってきます。

びっくりしたチビねずくんは大急ぎで家に向かうのですが、その帰り道で「かいじゅう」に出会ってしまうのです。

さて、チビねずくんの運命は?「かいじゅう」の正体は??

かわいいチビねずくんと、チビねずくんを優しく包み込むオオねずくん。

この2匹のやり取りがなんとも微笑ましいです。

私も読んでよかった!!なんて思ってしまいました(笑)。

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2005年11月25日 (金)

もうクリスマス?!その3

クリスマスに関する本は、大人向けのものもあります。

そうですね~私が一番好きなのは、「クリスマス・カロル」。

あの、「二都物語」や「デイヴィット・コッパーフィールド」で有名なディケンズの作品です。

強欲で非道な商人、スクルージ(おじいさんです)が主人公です。

ま~こんなに性格の悪い主人公なんてそうそういないと思います(笑)。

で、このおじいさん、クリスマスが馬鹿馬鹿しいと思っているのです。「クリスマスおめでとう!」なんて人が言おうものなら、徹底的にこきおろします。

でも、死んでしまった相棒の幽霊や精霊が現れるのです!!

この幽霊や精霊たちがこの偏屈なおじいさんを変えてしまうのですが、その過程がとても優しく、温かいものを感じます。

読んでいるうちに、自分自身も優しい気持ちになれます。

いつまでも忘れがたい本ですね。

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2005年11月24日 (木)

いつか子供に読ませたい!38

昨日、何気なく本棚を見ていて、懐かしい本を見つけました。

実はこの本を初めて読んだのが、小学校6年生の頃。図書館で見つけて、借りました。

2羽のインコが覚えた悲しい言葉、水島上等兵の手紙や仲間との別れの場面…。

もの凄く印象が強く、忘れられない作品。何年か経って、文庫本で手に入れました。

何度も映画化されている「ビルマの竪琴」です。

私が子供の頃は、戦争を繰り返してはならない、という意図の元に書かれた本(子供向けの本も多かったですね)が、目に付きました。

私はもちろん、戦後何十年も経ってから生まれたのですが、子供の頃の方が「戦争を繰り返してはならない」をいう意識が強く、強く、社会の中に根付いていたのではないかと思います。

でも、今はどうでしょう?

子供向けの「戦争を繰り返してはならない」という本が少なくなってしまったような気がします。

私自身も「戦争」に関して考えなくなってしまったような気がします。

この「ビルマの竪琴」を読んで、子供の頃に根付いた思いが鮮やかによみがえりました。

この本を初めて読んだとき、何度も泣いてしまいました。

昨日も同じように、涙がこぼれてきました。

戦争に直接関わらざるを得なかった人たちの思いが、せつせつと伝わってきたのです。

本が全てを教えてくれる、とは決して思っていませんが、こういった本を読む事が、少なくともきっかけとなるのではないでしょうか。

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2005年11月22日 (火)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!48

子供(大人もそうですが)が苦難を乗り越えて、最後には幸せになるーこういったストーリーも、子供が好むもののひとつですね。

「頑張ったから、できたんだよね。」と子供に言ってあげることが多いと思いますが、子供もお話の中の主人公に同じ気持ちを見るのかもしれないですね。

苦難を乗り越えて、幸せになる、日本の代表的なお話に「安寿姫と厨子王丸」があります。

あの森鴎外原作の「山椒大夫」の子供向けで、優しく分かりやすく書き直してあります。

私も子供の頃に読んだのですが、やっぱり忘れられないお話ですね。

人買いによって親と離れ離れになる安寿と厨子王。

言葉では言い尽くせないくらいつらい思いをたくさんします。

生き別れになった母親とは会うことができるのでしょうか?

この本は、何といっても絵が本格派で美しいです。見飽きることはありません。

子供向けのかわいらしい絵も良いのですが、こういった本格的な絵が描かれている絵本というのも、たまには良いですね。

子供も想像以上に喜びました。

いろんなタイプの絵本を読ませてあげる事で、子供の好む本が見えてきますからね。

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2005年11月21日 (月)

いつか子供に読ませたい!37

「アンの青春」が想像以上に面白かったので、残りもやはり(笑)、読んでみたくなりました。

やっぱり、順番に読みたいよね~なんて思いながら、「アンの愛情」(原題:島のアン)を購入。

読んで良かったです。

前の2作品以上に、アンが魅力的な女性として書かれています。

ん~。ちょっと、美化しすぎでは?なんて思うこともありますが、それ以上に魅力的な新しい登場人物がこの本を面白くしています!!

お年頃の女性たちの話らしく、アンとその友人たちの恋愛が語られる事が多いのですが、ただの恋愛小説とは違い、考えさせられることが多かったです。

20歳前後なら誰でもありがちな、「理想の人を追い求める」という心理。

でも、こういう気持ちがあるから、身近な大切なものが見えてこない…。果たして、全てに人が気がつくかどうか…。

アンより先に、友人のフィリパ・ゴードンがこの事に気がつきます。

私は、このフィリパ・ゴードンが大好きです。美人で頭が良くてお金持ちなのに、それを鼻にかけていません。おまけに友達思いで、とても無邪気で陽気な性格です。

アンも同じようですね。このフィリパに惜しみない賛辞を送っています。

なによりアンがうらやましい!と感じたのは、こういった友達がたくさんいること。そして、自分の望む道を確実に歩んでいること、ですね。

ただ、今までのアンの物語とは少し違い、アンが苦しむ場面もたくさん出てきます。

でも、最後には全てを乗り越え、幸せをつかめます。読んでいる私も「良かった~」なんて思ってしまいました。

大人になってから読んだわけですが、20歳の頃(学生の頃)を懐かしく思い出してしまいました(笑)。

この本は17~8才の頃に読むのに一番良いかもしれませんが、大人になってから読むのも悪くない!と感じました。

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2005年11月18日 (金)

いつか子供に読ませたい!36

「赤毛のアン」を読まれた方はとても多いと思います。

で、この「赤毛のアン」のその後のお話は読みましたか?

実は私、このその後のお話をなかなか読む気になれなかったのです。

理由は分からないのですが、「赤毛のアン」と比べると、かなり見劣りがして、面白くないかも!なんて思い込んでいたのです。

それだけ、この本が面白かったせいなのではないかと思っているのですが…。

で、何年も経ってから、初めて「アンの青春」(原題:アヴォンリーのアン)を読みました。

私のあの先入観はなんだったんでしょう!と後悔しました。

いろんな人が新しく登場し、アンの大好きなアヴォンリーの様子が、前作よりも鮮やかに書かれています。

それにしても、みんな、まだ16~7歳の少女や少年のはずなのに、もの凄く大人ですよね。

考え方なんか、こっちが恥ずかしくなるくらい、しっかりしています…(アン達は自分が大人だと思っているようですが)。

私が16~7歳の頃なんて、何をしていたの?

思い出せないくらい、何もしていなかったかも…。

いろんな面で現代(日本)との違いを感じますが、一方で「今も昔も変わらないのね」なんて部分もたくさんあります。

マリラが引き取った双子、アンの教え子たち、そしていろんな人たちとの出会い…。

何度読み返しても、新鮮ですね。

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2005年11月17日 (木)

もうクリスマス?!その2

昨日紹介した、長尾 玲子さんのクリスマスの絵本。

子供はかなり気に入ったようで、もう一冊、「サンタさんありがとう―ちいさなクリスマスのものがたり」を読みました。

こちらもかわいいですね~。やはり絵が刺繍で、本の裏表紙にくまさんの作り方が書いてあります。

え?くまさんの作り方??

しんちゃんという男の子が、サンタさんに「いっしょに遊べて友だちになってくれるくまさんがほしい」とお手紙でお願いします。

で、サンタさんは、しんちゃんのためにくまさんを自分で作るのです。

このくまさんの作り方が、本の裏表紙に載っているというわけ。

サンタさんは、この自分で作ったくまさんの言葉を教え、くまさんもすっかりサンタさんになついて、一生懸命クリスマスプレゼントの準備をするお手伝いをします。

サンタさんが大好きになってしまったくまさん。

くまさんは、サンタさんと離れたくない、と思うようになってしまうのです…。

初めから最後まで、優しさや人を思いやる気持ちに溢れている本です。

最後に出てくるしんちゃんも、とっても優しい子。

読んでいるだけで、大好きなものをギュッとしたくなってきます。

本当に素敵な本ですね。

寒い夜に、親子で読みたい!と思う本です。

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2005年11月16日 (水)

もうクリスマス?!

気の早い私の子供。

まだ11月の半ばだというのに、クリスマスがテーマの本をせっせと借りてきて(私に買わせて)読んでいます(笑)。

で、「はやくクリスマスこないかな~。」

…なんでこうなるんでしょうね(笑)。

その中でも、絵柄や文章に特徴があって印象に残ったのが、「サンタさんとこいぬ」です。

実はこの本の絵は、刺繍なんですね~。とても愛らしいです。

そのせいでしょうか。他の本と比べると、温かくて優しい感じがします。

文章も、言葉遣いがかわいらしいです。

となかいさんが熱を出してしまい、困ってしまったサンタさん。でも、一人でプレゼントを配りに出かけるしかありません。

そんな時、寒さに震えているこいぬを見つけ、自分の上着に中に入れて暖めてあげます。

いろんなハプニングに見舞われますが、サンタさんはこのこいぬと一緒にプレゼントを無事に配り終わります。

最後までお手伝いをした、こいぬの願いとは?

最後のシーンも素敵ですね。大人も子供も思わずにっこりしてしまいます。

従来の絵本と一味も二味も違う絵本です。

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2005年11月15日 (火)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!47

アンデルセンの童話の中で好きなお話はなんですか?

いろいろありますが、私は兵隊さんが火うちばこを打つと大きな犬(目玉も大きいです 笑)が出てくる「火うちばこ」が大好きです。

このお話、アンデルセンの故郷であるデンマークでも人気が高いそうです。

火うちばこを打って、魔人ならぬ愛嬌のある大きな犬が現れて、お願いを聞いてくれる…。

アラビアン・ナイトの「アラジンと魔法のランプ」にちょっと似ていますよね。

この兵隊さんはお姫様が好きになってしまい、いろいろと手を打つのですが、王様に見つかって処刑台に送られてしまいます。

そこで、兵隊さんがこの火うちばこを打つと!!

出てくる大きな犬がとってもユーモラス。夢があって、とてもわくわくするお話です。

子供にも読ませてあげたいな、なんて思って探していたのですが、見つけました!!

案の定、大喜び。お気に入りの一冊となりました。

自分が面白い、と思っていた本は、やはり子供も同じように感じるみたいですね。

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2005年11月14日 (月)

いつか子供に読ませたい!35

短編小説、というのは、本をあまり読まない方でも比較的読みやすいものではないかと思います。

現代、近代、古典を問わず、おもしろい本はたくさんありますよね。

日本や中国の古典文学を基にして、短編をたくさん書いた「芥川龍之介」は、日本人なら誰でも知っている作家の一人だと思います。

中学、高校の教科書にも出ていましたよね。

文体、ストーリー、題材等、全てにおいて忘れがたい作品です。

最近、「羅生門 蜘蛛の糸 杜子春 外十八篇」を購入し、改めて読んでみたのですが、やっぱり強烈ですね(笑)。芥川龍之介の作品の余韻、というものがなかなか消えませんでした。

この本は、かなりの量が納められていて、満足のいく一冊でした。

下人と老婆のやり取りにすさまじさを感じる「羅生門」、中国の小説を土台とした「杜子春」、巨大な鼻にコンプレックスを持ったお坊さんの悩みを書いた「鼻」などなど…。

芥川龍之介独特のユーモアと人間の心の醜さ、闇を感じられます。

子供には少々難しい部分があるかもしれませんが、「善悪」や「本当に大切なもの」について考えるには、良い本だと思っています。

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2005年11月11日 (金)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!46

私の子供は、地図を見るのが好きなようです。

5~6才の頃から、テレビで天気図(例えば、関東地方、近畿地方など、○○県の区切りが見えるもの)が出てくると、画面を指差して、

「これは何県??」

などとうるさいのです。

う~ん。興味があるのかな?子供向けの地図でも買ってあげよう…。

で、いろいろ悩みましたが、見やすくて、初めての地図にぴったりだと思った、「ドラえもんのにほんちず」を購入しました。

この本、結構良いですよ。

私自身、アニメのキャラクターが出ている本はあまり好きじゃないんですが、この本に関しては別です!!

写真が豊富で、大人も見ていて楽しくなります。

観光名所の写真や解説、地域の名産、お祭り地図などなど、盛りだくさん。

今でも飽きずに見ています。

で、「あ~、ここに行きたいなあ~。」なんて勝手な事を言ってくれています(笑)。

日本人ですからね。日本の事に興味を持ってくれるのは良いことかも…。

子供が行きたがっているところに、いつか連れて行ってあげたいものです。

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2005年11月10日 (木)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!45

先日、子供がまだ小さかった頃(とはいっても、まだ7歳ですが)によく読んでいた本やビデオを整理していました。

私の子供、ミッフィーちゃん(うさこちゃん、の方が一般的かな?)が大好きなんです。

このミッフィーちゃんは、テレビで放映されていたアニメを見てから好きになったようです。

最初から終わりまで目を離さず、じ~っと見ていました。

で、終わると泣き出すんです。

そんなに好きであれば、とビデオを探して8つほど購入しました。

やっぱり、一番のお気に入りでしたね。何度も繰り返し見ていましたから。

で、もちろん、本も買ってあげました。

一番初めは、「ちいさなうさこちゃん」。これは、ミッフィーちゃんが誕生するシリーズ第一作です。

子供は大喜び。飽きることなく見入っていました。

そのうち、「読んで!」と私のところに持ってくるようにもなりましたね。

ミッフィーちゃんの絵の特徴である、シンプルな線、ブルーナカラーと言われる鮮やかな色使い…。どれをとっても、子供には見飽きることがないんでしょうね。

子供にも分かりやすい、あったかいお話です。

おかげで、うちにはミッフィーちゃんのグッズが今でも溢れています。

相変わらず、大好きなキャラクターのようです…。

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2005年11月 9日 (水)

いつか子供に読ませたい!34

私が好きな詩集は、他にもあります。

次に読んだのが大御所、ゲーテです。

シューベルトが、ゲーテの詩に曲を書いたりしていますよね。例えば「野ばら」や「魔王」なんかがそうです。

ハイネから「ゲーテ詩集 最新版」にも手を出してみましたが、良かったです!!

ゲーテの作品を読んだのは、これが初めてでした。

ハイネと違った良さがありました。

力強く、自然の描写がとてもきれいです。ゲーテが書いている自然の風景にあっと言う間に引きずりこまれます。

そして、そんな表情豊かな描写の中に見られる、様々な身分の人間たちや鋭い社会批判…。

いろんな面を見せてくれるゲーテの詩は、「興味深く、面白い」と感じました。素直に「もっと読みたい。読んでみたい。」と思いました。

ゲーテの作った詩の数は信じられないくらい膨大だそうです。

今のところ、どのくらい日本語に翻訳され、出版されているのか分かりませんが、見つけられる限り、手にとって読んでみたいと思っています。

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2005年11月 8日 (火)

いつか子供に読ませたい!33

私が好きなのは、小説だけではありません。

詩集も好きです(読んでいる数は、小説には遠く及びませんが…)。

初めて読んだ詩集は「ハイネ詩集」。

ただ私の場合、詩集はなかなか読む気にならなかった、というのが事実です。

既に学校の授業で「詩」を習ってはいたのですが、あまり面白いと思わなかった為、「詩集」というものを特に読みたいとは思わなかったのです。

でも、ハイネの名前はたまたま知っていて、試しに読んでみることにしました。

小説ばかり読んでいる私には、新しい感動でした。

最初、言葉遣いが小説と違うため(簡潔だったりとか詩特有の音韻の繰り返しとか)、かすかな違和感を覚えていましたが、だんだんそれが新鮮だと感じるようになりました。

ハイネの場合、読者に語りかけてくるような、分かりやすい文章です。

親しみやすく、なじんでしまう。ハイネ自身の優しさ(特に女性に対して)も感じられます。

この本がきっかけで、いろんな作家の詩集に手を出すようになりました。もちろん、国籍は問わず!です(笑)。

どの国にも、優れた詩人はいますからね。

いつか私の子供も、お気に入りの「詩集」なるものを見つけて欲しいものです。

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2005年11月 7日 (月)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!44

新美南吉さんの本は以前も紹介したことがありますが、やっぱり良いですね~。

心が温まるお話、忘れられないお話…たくさんありますね。

教科書なんかにもとりあげられています。

そんな新美南吉さんの本でやっぱり忘れられないのが、「ごんぎつね」。ご存知の方も多いでしょう。

きつねの「ごん」のいたずらが、兵十を怒らせてしまいます。

ごんは、兵十に対して一生懸命、つぐないをしようとします。

栗やまつたけを集めて、兵十の家に置いていくごんが、なんともいじらしいです。

そして、悲しい結末…。

行き違い、というかお互いを理解できなかった、ごんと兵十がとてもかわいそうです。

私はこの結末の部分の文章がいつまでも忘れられませんでした。

ただこの本は、子供が読むだけでなく、大人がもう一度読むべき本の中に入ると思います。

「悲しい」、「かわいそう」というだけではなく、ごんと兵十の立場や心情について、考えさせられる部分が多いからです。 

相手のことを理解できず(あるいは理解しようともしない、ですかね)、行き違いになってしまうことって、本当に多いですからね。大人になって、こういう風に気がつくことが多いです。

子供のために購入した本ではあるのですが、むしろ私自身のためになったのではないかと思っています。

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2005年11月 4日 (金)

いつか子供に読ませたい!32

子供の頃に読んだ、いわゆる「子供向けの本」。

縮約版になっていたり、題名が違っていたり…。

でも、こういった本を読むことによって、本への興味はどんどん強くなっていくのだと思います。

私も子供の頃に読んだ本がきっかけで、大人になってから完訳版なんかを読む機会がとても多いです。

いろんな本を与えてくれた親には本当に感謝しています。

本のいろんな楽しみを知ることができたのですからー。

日本では「ああ無情」という題名で知られている「レ・ミゼラブル 全4冊」。

この本は縮約版が多く出回っていて、一度は読んだ方が多いと思います。

私もこういった縮約版をいくつも読みましたが、どうしても完訳版が読みたくなり、本屋さんで見つけて、即、購入しました。

かなりボリュームのある本です。

主人公のジャン・ヴァルジャンにのみスポットを当てているだけではなく、当時のフランスの歴史的背景や社会情勢も書かれています。

脇役と言われる人々(例えば、エポニーヌ、ミリエル司教、ジャベール)の事なんかもかなり詳しく書いてあります。脇役だからと言って、その人をいい加減に扱ってはいません。

だから、創作であるはずのこの本が、「本当にあった事」のような錯覚すら覚える手ごたえのある物語です。

ジャン・ヴァルジャンとコゼットの運命だけでなく、いろんな部分が印象に残ります。

子供に、とりあえずはとっかかりの本は読ませてあげたいと思っていますが、後々は、この完訳版も読んで欲しいな、と思っています。

さて、どういう反応を示すのやら?

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2005年11月 2日 (水)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!43

「生き物への優しい気持ち」というのは、大切にしたいものですし、子供にもきちんと理解できるように教えてあげるべきだと思います。

そんなときに、「生き物」を取り上げた絵本、というのは欠かせないものですよね。

読んであげるだけで、そんな優しい気持ちが自然に芽生え始めるのですから…。

この「生き物」の中には、もちろん、昆虫だって入ります。

昆虫たちの世界を書いた「えほんとべないほたる (1)」。

羽が縮れてしまって飛べないほたるの気持ちや、仲間のほたるとの友情が書かれています。

生き物を思いやる気持ちと同時に、友達を思いやる気持ちなんかも感じられますね。

他の子(ほたる)のようにうまく飛べなくても、自分はひとりじゃないー。とべないほたるは大切な事を知るのです。

そんなほたるを見ていると、暖かく、優しい気持ちになれるます。

絵も鮮やかで幻想的。CGを使って立体的に仕上げてあります。こんな絵本も良いものですね。

このシリーズは12巻まであるようです。

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2005年11月 1日 (火)

いつか子供に読ませたい!31

ラテン・アメリカ文学ー。私はあまり触れる機会がありませんでした。

出版されている本が少ないからなのかもしれませんが、私自身が無知で、ラテン・アメリカ文学、というものに目に留めなかったのでしょう。

とは言え、最近は少しずつ増えている様子。私も自分自身の未知の分野として、もっと読んでみたいと思います。

ラテン・アメリカ文学の中で有名な方、と言えば、ノーベル文学賞を受賞された、ガブリエル ガルシア・マルケス さんでしょう。

私もラテン・アメリカ文学の中で、この方の本だけは数冊読んだことがあります。

かなり独特の世界、ですね。他の地域や国の文学には見られない雰囲気です。

そして、忘れられないのがなんと言っても、「百年の孤独」です。

題名からは、この本の内容は全く想像がつきません。

でも、読み始めて数行で、この物語の独特の世界に引きずり込まれていきます。

なんというかー私自身のイメージなのですが…。常に砂を巻き上げる風が吹く、泥臭い所ですね、このマコンド村は。そして太陽がじりじりと照りつける。日本とは違う世界です。

この村の創始者のブエンディア一族。この一族がこの物語の主人公です。それはこの本の題名の通り、100年に渡ります。

この程度の説明では、淡々とした話だと思われるかもしれませんが、そうではありません。

はっきり言って悲惨ですし、悲しく苦しい物語です。残酷でもあります。

人間の生死、愛憎、ひとつの村の始まりから崩壊…。ブエンディア一族はどんな運命をたどるのかー。

最後の全てが消えていく場面の描写には圧倒され、幻を見ていたかのような錯覚に陥ります。

そして、この言葉が追い討ちを掛けますー「この一族の最初の者は樹につながれ、最後のものは蟻のむさぼるところとなる。」

今でも、この本の強烈な印象と虚脱感を忘れることはできません。

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