子供を本好きにするには大人が楽しむ!35
日本の昔のお話をもうひとつ。
「虫が大好きな女の子」ってあまりいませんよね。とか言いながら、私の娘は虫が大好きなんですが(笑)。結構何でも触りたがるので、親はヒヤヒヤ、ドキドキ、逃げたくなってしまいます。
着物を着て、おしとやかに座っていた平安時代のお姫様にも、同じように虫好きな方がいらっしゃったようで…。
「堤中納言物語」の中に、「虫めづる姫ぎみ(むしめづるひめぎみ)」というお話があります。
虫が大好きなお姫様。蝶のような美しい虫だけでなく、毛虫や気味の悪い虫も大好きで、集めて可愛がっていました。さすがに虫には詳しいご様子で、気味の悪い虫たちも、いずれは美しい蝶になるということをちゃんと知っています。
ちょっと変わったお姫様のお話ですが、「うわべだけで判断してはいけない」という、お姫様の気持ちを感じます。
「虫」、というとついつい敬遠してしまいがちですが、お姫様の優しさには学ぶところが多いと思います。もちろん、大人も同じですね(笑)。
日本的な絵、日本的なお話で、気持ちがなごみます。素敵な本です。
*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
虫めづる姫ぎみって初めてききました。
本好きリーヴルさんならではの、選書ですね。。。
また、楽しみにしています。
投稿: ゆき | 2005年10月 3日 (月) 16時43分
原稿ありがとうございました~
今週号で使わせていただきますね♪
さっきmixi行ってきました~
投稿: 麻紀 | 2005年10月 3日 (月) 22時54分
>ゆきさん
とりあえず、復活ですね。
よかったです♪
>麻紀さん
了解です。こちらこそ、ありがとうございました!!
投稿: リーヴル | 2005年10月 4日 (火) 09時43分
私が「虫が好きだ」と言っただけで「あんた、本当に女?」
「頭、大丈夫?病院に入ったら?」と言われました。
蝶の自由研究をした時も「芋虫なんて見たくでも・・・」
後は自分のブログに書きますが
投稿: 鵺娘 | 2005年12月25日 (日) 17時41分