« 2005年9月 | トップページ | 2005年11月 »

2005年10月31日 (月)

いつか子供に読ませたい!30

文学小説、と言われるものが私は大好きです。

子供の頃に読んだ本で、忘れらないものは本当に多いですね。

「どれが一番、忘れられない?」と言われると、本当に困ってしまいます。

そんな本の中で、かなり特殊な印象を残しているのが、フランシス・ホジソン バーネットの「秘密の花園」です。

他の文学小説に無い、強烈な冒頭です。

突然、家族をみんな亡くしてしまったメアリーは、謎に満ちた大きな屋敷に引き取られます。

迷子になってしまうような複雑な屋敷の中で、奇妙なことが次々と起こります。

更にメアリーは、誰も入ることができない謎に満ちた「花園」を見つけるのです。

メアリーがこの謎を解いていくと同時に、メアリー自身の心にも体にも大きな変化が起こります。

そして、この変化は周囲の人間にも大きな影響を及ぼしていくのです。

私は、この本を読むのを止められませんでした。「なぜ?どうして?何があるの?」

メアリー以上に、真実が知りたかったからなのでしょう。

物語の暗い冒頭と比べ、最後は明るく、楽しい結末になっています。

まるで、空を覆っていた黒い雲がなくなってしまうかのようです。

メアリーは、初めは確かに自分勝手でわがままな嫌な子だったかもしれません。でも、ぞっとするような事にも立ち向かい、解決しようとする勇気は、普通の子供にはないと思います。

ですから、私は嫌な部分を持ったメアリーが初めから好きでしたね。こんな勇気のある子になりたいな、なんて思っていましたから。

この本は、いろんな意味で子供に良い影響を与える本じゃないかと思います。

子供にも、ぜひ読ませたいものです。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2005年10月28日 (金)

いつか子供に読ませたい!29

今の時代はいろんな国の本が翻訳されいて、外国語を勉強していなくても読むことができるようになりました。

アメリカ、フランス、イギリス、ドイツなどなど…。

他の国の文化が見えて、日本の作家が書いたものとは違う楽しさはあります。

ま、翻訳家によって、質が異なるようですが…。

外国語ができる方は、原作(書かれた国の言葉)で、読むのが良いようですね。

私は英語を読むのに四苦八苦しているので、そんなレベルには程遠いのですが…。

私はそういった翻訳でいろんな国の本に接しているわけですが、その国独特の雰囲気というのも感じます。作家は違うはずなのにー。

ロシア文学に興味を覚えるようになったのは、高校生の頃。それまでは、トルストイの子供向けの本とか、童話を読んだことがある程度でした。

で、高校生の頃、話に聞いていたドストエフスキーの「罪と罰」を図書館で借りて読んでみました…(少々、無謀だったかも)。

うわあ~。ずしーん…。

なんて重い本でしょう!!(本自体の重さではないです)

引きずり込まれるような話の内容。

読んだ後に、余韻がなかなか冷めない本、というのは少ないと思いますが、この本のショックはなかなか取れませんでした。

こんな本を読んだのは、初めてでした。

貧乏にあえぐ、ラスコーリニコフという青年が、高利貸しのおばあさん(かなりの“悪”です)を殺してしまい、お金を奪います。

この青年はとても頭が良く、論理的。見事に完全犯罪を成しえたかに見えるのですが…。

罪の意識のおびえ、いろんな人に出会い、この青年の心の中は少しずつ変わっていきます。

この話の後半部分には、圧倒されます。

じっくり腰を落ち着け、かみしめて読む必要のある本だと思います。

ただこの本を最近読み返して思うのは、ラスコーリニコフが殺人に至る際に組み立てた勝手な理論が、犯罪を犯す今の若い日本人に似ている部分があるような気がして、正直、ぞっとします…。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (1) | トラックバック (1)

2005年10月27日 (木)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!42

人気のある絵本、というのは、何年たってもよく売れているようです。

子供に3~4年前に買ってあげた本が、いまだにベストセラーになっている書店もあるくらいですから…。

やっぱり、良いものはいつまでも人気があるのね…とちょっとホッとします。

どんな絵本を買ってあげたら良いか分からない方は、足を運んだ書店やAmazonの絵本トップセラーなんかをチェックするのもひとつの手だと思います。

3年くらい前に話題になって、子供に買ってあげた「はらぺこあおむし」。

絵がとてもきれいで、楽しい絵本なのですが、この本、今でもAmazonの絵本のトップセラー5位になっていました(2005年、10月27日朝8時現在)。

「あ~。今でも売れているのでね、やっぱり。」というのが私の正直な感想です。

話は単純ですが、絵を見ているだけでも話の流れが掴める、というなかなかすごい絵本です。

字の読めないお子さんが一人で眺めるのにも向いていますが、初めは読んであげたほうが良いでしょうね。

そうすると、このお話と絵に興味を覚えた子供が勝手にこの絵本を見るようになります。

実は、私の子供がそうでした…。この絵本で覚えた字も少なくないのでは?と思うくらい繰り返し読みました。

「卵」から「あおむし」が生まれ、「あおむし」が「数」を数えて食事をし、成長して「ちょう」になるー。

こんな子供に教えたい、いろんな事が詰まっている本です。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年10月26日 (水)

いつか子供に読ませたい!28

別にこれと言って何も起きていないのに、話の冒頭から異様な(暗くて、少し怖くて、何か起こりそうだと感じさせる、ということです、私流に言えば。)雰囲気が漂っている小説ってありますよね。

作者の文体、描写、登場人物の心理状態の表現の仕方によるのだと思います。

で、私は、この異様な雰囲気の漂う文章が好きなのです。

本屋さんで小説を買うとき、数ページ読んでみます。で、異様な雰囲気を感じたら…購入してしまいます…。これで、何冊購入してしまったことか!!

でも、これにつられて購入した本が、必ずしも面白かった、とは言い切れませんが(笑)。

そんな異様な雰囲気を感じて購入してしまった本の中に、安部公房さんの「砂の女」があります。

この本は最初から最後まで異様です。不気味です。

登場人物もみんなどこかおかしいですね(笑)。

でも、笑っていられないほどの恐怖も感じました。

簡単に言ってしまうと、「あり地獄に落ちた人間の話」です。

あり地獄の底にいるのはもちろんありではなく、人間の女です。

落ちるのは男。

男は逃げ出そうとするのですが、次第にその気力も失くしていきますー。

監禁状態の男は、あり地獄の穴の外(自分の元の生活)が、現実のものと感じなくなってしまうのです…。

こんな異常な世界ですが、何となく起こりそうな気がしてぞっとしました。

下手なホラー小説より怖いです。

面白かった、と言えばそうなのですが、読んだ後に何とも言えない、妙な感情が残ったのは事実です。

確か、映画も(ドラマ?)一度見た記憶があります。

モノクロで、本に負けないくらい、不気味でした…。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2005年10月25日 (火)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!41

子供の本には、「ペットを亡くした」というものが多いのですが、その逆のパターンの本もなかにはありますよね。

つまり、「大好きな飼い主が突然いなくなってしまった、ペットの気持ち」で書かれた本です。

こういうのも、結構せつないものです。飼い主がペットを愛するように、ペットも飼い主を愛しているはずですからー。

そんなペットの目線で書かれた「いつでも会える」。

文字が少なく、子供にも読みやすい本ですが(ほんの少し、漢字が使われています)、心に響く、やさしさに溢れる本です。

突然、大好きな飼い主のみきちゃんがいなくなってしまったシロ。

「どこ?どこにいったの?なぜ?ずっと一緒にいられると思ったのに…」

そんなシロの気持ちにが書かれた文章には、涙が出ます。

悲しみにくれるシロは、乗り越えられるのでしょうか?

みきちゃんに会いたいー。そんなシロでしたが、そんなある日、シロを呼ぶ声がー。

短いシンプルな文章と絵の中に、シロの気持ちがうまく書かれています。その分、子供に分かりやすく、胸に響くようです。

でも、読んであげる親の方が、泣いてしまうかも!?

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2005年10月24日 (月)

いつか子供に読ませたい!27

本の中の主人公だけでなく、その本の作者自身にもの凄く興味を覚えるーそんなことはありませんか?

私は、エミリ・ブロンテの「嵐が丘」が大好きなのですが、この本の主人公、ヒースクリフはかなり強烈な印象を残しています。

それと同時に、作者のエミリ・ブロンテにもかなり興味があります。

自分の家族・兄弟・姉妹以外とは、ほとんど接触しなかったエミリ。

このエミリの姉のシャーロットの回想録くらいしか、このエミリの性格や生い立ちの記録はないそうです。残っている文学作品もこの「嵐が丘」以外は、詩集が一巻あるだけだとか。

そんな彼女がいかにしてヒースクリフのような、強烈で悪魔的な人物を作り出すことができたのかー。とても興味があります。

作者の謎の部分が多いからこそ、よけいにこの作品は神秘的なのかもしれません。

この作品の登場人物はさほど多くはありません。ただ、同じ名前の親子が出てきたりするので、系図がないとちょっと分かりづらく、複雑かもしれません。

一言で言って、「復讐」の話です。

そして、この復讐の陰鬱さが、物語の初めからもやもやと浮かんでいます。初めは「復讐」なんて場面、どこにも出てこないんですが…。

私がこの本を読むとき頭に浮かんでくるのは、「いつも暗く、寒く、激しい風が吹き荒れる荒野」です。晴れ渡った明るい空なんかとても想像できません。主人公のヒースクリフの心情がそのまま出ているような風景です。

ヒースクリフに負けないくらいに激しい気性のキャサリン、破滅していくキャサリンの兄のヒンドリ…。

どの人物も強烈な印象を残します。

文学作品を敬遠される方はいらっしゃるでしょうが、この本は少し違います。

読み始めると、全く違う場所に自分がいるような錯覚に陥り、読むのを辞められなくなります。

なんとも言えない、不思議な本のひとつです。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2005年10月21日 (金)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!40

セサミストリートのなかまたち」シリーズからもうひとつ。

子供の日常にありがちな話がほほえましい「こわいよ こわいよ」。

こわ~いおばけの映画をアーニーとバート。映画を見た後のアーニーは、どこを見てもおばけがいそうで、落ち着きません。

で、一番怖いのはやっぱり夜。「ドアのそばに!」とか、「変な音が!」とか言って、なかなか眠れません。一緒にいるバートは「違うよ!!ちょっと考えすぎだよ。」なんて言って、落ち着かせようとしてくれますが…。

さて、アーニーは眠れるのでしょうか?

怖い映画やビデオを見た後は、こういうこと、大人にもあるかもしれませんね(笑)。

子供だったらなおさらの事。「いつもは平気なくせにどうしたの?」なんて思ってしまいますよね。

こんな経験をしたお父様、お母様は、ついにっこりしてしまうようなストーリーです。

アーニーとバートのやり取りが、とってもユーモラスで、私も大好きな本です。

私の娘は怖いものが平気で、こういうことは全く無いんです(笑)。

で、思い出したのは私の弟。

怖がりで、夜中に「おねえ~ちゃあ~ん。トイレ行きたい。」

う~ん。眠いのに…。何度も起こされたバートの気持ち、よく分かります(笑)。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2005年10月20日 (木)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!39

私の子供は、やっぱり「セサミストリートのなかまたち」シリーズが大好きです。

この間も図書館から「なんてついてない日なの!―セサミストリートのなかまたち〈10〉」を借りてきました。

このシリーズは、子供たちの何気ない日常を題材にしていて、とっても親しみやすいです。

小学校1年生の私の子供も大いに共感するようで、よく読んでいます。

グローバーが今回の本の主人公なのですが、大人同様、「ついていない一日」を経験します。

子供らしくすねてしまったり、あわててしまったり…。

で、学校から帰ってママにだっこしてもらって慰めてもらうわけですが、そのシーンがなんともほほえましいです。

「あ~。私もこんな時の子供には、こんな風に接してあげなきゃ!」と反省(?)してしまいました。

セサミストリートらしく、絵はとっても鮮やかできれい。文章も漢字にはふりがながふってあるので、小学校低学年のお子様が自分で読むのにも向いています。

もちろん、読み聞かせにも良いと思います。

こんな何気ない日常の風景が書かれている絵本は、いつの時代も愛されますよね♪

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2005年10月18日 (火)

いつか子供に読ませたい!26

読んでいる本の主人公が、何となく好きになれないことは、私にも時々あります。

「好きになれないのよね~。この本の主人公!」なんてよく聞くのが、「赤と黒」の主人公、ジュリアン・ソレルです。

でも世論(?)に反して、今の私はこのジュリアン・ソレルが好きなんです。

同じく本の虫の母に勧められてこの本を読んだのが、高校生の頃。「あなたには、ちょっと難しいかもね~。」なんて言われてしまいましたが(笑)。

で、やっぱり、少し難しかったです(笑)。「恋愛心理」なるものが、あまり分かっていなかったせい?(今もよく分かってなかったりして)

いえいえ。この本は、それが主題じゃないんですよね。恋愛小説じゃないです。

これに気がついたのは、ずいぶん後になるんですが…。

ナポレオン没落後の社会。階級社会の中でもがく、貧しい青年。

でも、その頭の良さと美貌(こんなところが、この主人公に惹かれてしまった要因のひとつかもしれませんが)を武器に戦い、そして破滅します。

限りなく打算的で、悪魔のような行動を見せることもありますが、恋愛や宗教に関してはきわめて純粋。二面性のある人物です。物語自体も、この主人公を象徴するように複雑に展開していきます。

再度読む機会があった私は、この本を読むのを止められませんでした。

以前とは考え方も立場も異なったから、ものすごく面白く感じたんだと思います。

単純な精神構造だった高校生の私には、こういった人物が理解しがたかったのでしょう。

何年か経って、同じ本を読み直すー。

本の面白さを再認識しました。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2005年10月17日 (月)

いつか子供に読ませたい!25

私がジェイン・オースティンの作品を初めて読んだのは、多分、中学生の頃。いくつか読みました。

でもその当時は、この作家の本を「あまり面白い」とは思いませんでした。

で、その後、もう30歳を過ぎた頃に、本屋さんでたまたまこのオースティンの「エマ」を見つけました。あまり良い印象がなかったとは言え、その場で少し読んでみたのです。

そうしたら、面白いじゃありませんか!!思わず購入してしまいました。

もっと早く読み直さなかった事を、ものすごく後悔しました。

なぜ、こんな有名な作家の本をこんな風に思ったのか、今では思い当たるところがあります。

おそらく、わがままで気位が高くて、おせっかいなこの本の主人公のエマが好きになれなかったからなのでしょう。ま、単に子供だったから、こんな風にしか思えなかったんでしょうが(笑)。

後は、何となく淡々としているところも退屈だと感じたのでしょうね。

でも、今この本を読んでみるとエマには親近感をおぼえますし、それほど嫌な女性だとは思えません。言葉は悪いのですが、少々「おばかさん」ですね。「エマだもん。しょうがないかな。」なんて思わされてしまいます(笑)。

おせっかいが過ぎて、人の恋愛の橋渡しに失敗したり、自分の想像だけでいろんな事実(実は全く違うことが真実なのですが)を作り上げてしまったり…。

でも、悪意があって過ちを犯しているわけではないのです。

それに、エマが周囲の人に結構好かれているのも事実。

淡々と日常が語られている本ではありますが、何となく次が気になりますし、それなりにいろんな事件がおこります。

ゆったりと読みたくなるーそんな雰囲気のある本ですね。不思議です。

こうしてこの「エマ」について考えてみると、初めて読んだ時期が早すぎたのかも…。もっと大人になってから、そうですね、学生の頃じゃないほうが良いかも…。

私だけかもしれませんが(笑)。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年10月13日 (木)

いつか子供に読ませたい!24

少々重い本が続いたので、今日は本当に楽しくて、今でも忘れられない本の事を書いてみたいと思います。

大どろぼうホッツェンプロッツ」。夢中になって読んだ本です。

私、この本が大好きでした!!今でも図書館で見かけると、懐かしくて、ついつい手にとってしまいます。この本の表紙の絵には、今でも惹きつけられてしまいます。

どろぼうのホッツェンプロッツの言動がもの凄くユーモラスで、ちょっと間抜け(笑)。だから、悪人のはずなのに憎めないんですよね。途中、何度も笑ってしまいます。難しい理屈ぬきに楽しめる本ですね。

魔法使いなんかも出てくるんですが、こちらもちょっと抜けてます(笑)。私は、この本に出てくる人物がみんな好きでした。

それに、この本の中に出てくる食べ物が魅力的!ホッツェンプロッツじゃなくても、酢漬けキャベツやソーセージが食べたくなります。

この本、続編があと二つありますが、そちらもお薦め。

ま、でも、まずはこの一冊目を読んでみてください。

続編にも手を出したくなります(笑)。

こんな面白い本、子供に読ませないわけにはいきません!!

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2005年10月12日 (水)

いつか子供に読ませたい!23

子供にいつか読ませたい、読んであげたい本の中に、戦争を題材としたものがあります。

早い時期から、戦争というものがどんなに残酷であるかをきちんと認識させたいと思っているからです。

そう考えている本の中に「ふたりのイーダ」があります。

私はこの本を小学生(多分、5年生くらい?)の頃に読んだのですが、今でも忘れられません。この本を読まれた方は、結構多いのではないかと思います。

突然、家を出ていなくなった「イーダちゃん」を探して、さまよう椅子。「イナイ、イナイ、ドコニモ、イナイ。」と椅子の発する言葉が物悲しいです。

そんな椅子と出会った兄妹。椅子の住んでいるほこりだらけの古い家。カレンダーの「6」の数字。一体、何があったのか…。

「イーダちゃん」はどこへ行ったのか?兄妹は、自分たちが知った、ある残酷な事実を椅子に告げます。それを聞いた椅子は…。

この話のラストの部分の意外さには驚きました。

戦争の悲しさや残酷さが、全体からにじみ出ています。

そして、一瞬にして全てを失ってしまう怖さを感じました。

こんなことは、二度と起こってはならないー私なりにそう考えました。

子供に読ませるだけでなく、大人ももう一度読むべきかもしれませんね。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2005年10月11日 (火)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!38

日本の昔話を子供に読んであげることは、本当に大切ですよね。日本のお話を読むことによって、何か子供の基礎fができあがっていく気がしますし…。

それに、日本のお話って結構、喜ぶものです。

日本のお話も種類が豊富です。どれを読んであげるか、迷いますよね。だから、一冊の本にまとめられている方が便利な事もあります。

私が子供の頃から愛読している「日本のむかしばなし」には、子供の頃に一度は読んであげたい、また読ませておきたいお話がたくさん収められています。

「花さかじい」、「えすがたあねさん」、「つぶの長者」、「まめこじぞう」などなど。

初めは読み聞かせで、小学校2年生くらいになったら、自分で読んでみるのもいいでしょう。

この中で一番好きなお話は、「つぶの長者」、「三まいのおふだ」です。

特に「三まいのおふだ」は、忘れられません。貼ったおふだが自分の身代わりに返事してくれたり、いろんなものに化けて(?)悪者から守ってくれるなんて…。おふだって紙だよね?!なんて子供の頃には不思議でたまりませんでした。

挿絵も日本的で、きれいです。文章も含めて、日本の昔の姿を子供に伝えるには、良い本ではないかと思っています。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005年10月10日 (月)

いつか子供に読ませたい!22

私の娘、実は「怖い話」が大好きなのです。

「きゃ~。こわいっ!!」などと言いながら、ホラー系のビデオから目を離しません。

「私に似た?!」なんて思いながら、あきれて娘を見ています。

だから、というわけではないのですが、いずれは「雨月物語」を読ませたいと思っています。私も大好きな本なので…。

結構背筋がぞ~っとする話が多いのですが、中でも一番怖い!と思ったのは、「吉備津の釜」ですね。「生霊」、「死霊」どちらも出てくる上に、40日も恨めしい男に付きまとったあげく、最後に!!…怖くて書けません。

「菊花の約」は、怖い、という感じではないのですが、非常に印象深いです。霊になってまで約束を果たす、というのが物悲しいです。

日本的な描写の美しさを感じられますね。日本人が一度は読むべき本ではないかと思っています。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2005年10月 7日 (金)

いつか子供に読ませたい!21

子供にいつか読ませたい!と思っている本はたくさんあります。

私は、今はまだ一女の母なのですが、もし、いつか、男の子が生まれたら、子供に読ませたい!と思う本が変わってくるかもしれませんね。

で、女の子の絶対読ませたい!とたくらんでいる本の中に「若草物語」があります。

何をいまさら!なんて声が聞こえてきそうですね(笑)。

この本は今でも大好きですね。

女の子なら、一度、いえ二度は読むべき本でしょう。

つまり、一度は子供の頃に、そして大人になってからもう一度。

子供の頃に初めてこの本を読んだ新鮮さは、今でも忘れることができません。

アメリカの古い家庭の様子が織り込まれていて、あこがれました。

そして、なにより、4人姉妹!というところがうらやましかったですね。「家に帰っても、お友達がいるみたい…」なんて。私には弟が一人いるだけですから。

大人になってから、また読んだのですが(何回読んだか分かりません)、今度は違う部分を見るようになったんですよね。

原作者の家族がモデルになっているとか、家族のやり取り、親の存在の大きさ、周囲の人との付き合いや繋がり、そして戦争というものが、一般家庭にどんな影響を及ぼすか…。

年頃の女の子らしく、人がうらやましく見えることもありますが、やっぱり自分の家族が一番!。こう娘に思ってもらえるようにしたいな、なんて思っています。

とりあえず、そろそろ子供向けの「若草物語」を探して読ませてみようかな、なんて思っています。

さて、娘はどんな感想を持つでしょう?

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2005年10月 6日 (木)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!37

親としては、子供の気持ちを分かっているつもりですが、案外そうでもないかも…なんて思うことが時々あります。子供が病気のときは、特にそう感じます。

今回子供と一緒に「げんきになるって!―リサがびょういんへいったとき」を読んだのですが、ちょっと考えさせられました。

リサという女の子が病気になって、入院します。小さい女の子にとっては、ものすごく不安。検査があったり、手術があったり…。何より、おうちではなく、病院に寝泊りしなければならないのです。

こんな入院中の女の子の不安な心の中をうまく表現した本です。

私の子供は丈夫なだけにあまり病気にはなりません。だから、私自身、病気の子供に対してどうしていいか分からないことがあるのです。それに、病気がならない分、私の子供も不安でどうしていいか分からないんだと思います。

ましてや、入院なんて経験ないですからね…。

この本で、こういったことへの対処が少し理解できたような気がします。「病気のときの子供の目線」というものを忘れていたような気がします。

子供も、病院に対して何となく持っている「恐怖心(?)」が、少し消えたようです。

病気に関する難しい知識はもちろんないので、せめて、脇から子供をしっかりと支えてあげたいですね。

これから、病気にかかりやすい季節ですよね…。ちょうど良かったかも。

*子供の病気に関する情報が出ている、お薦めのサイトがあります。メルマガも登録できますので、一度覗いてみては?

赤ちゃん・こどもの病気百科

です。ナース経験が長い、お母さんが書かれているサイトです。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2005年10月 4日 (火)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!36

秋ですね~。読書の季節です。

子供と一緒に本を楽しんでいる日々です。

最近読んで、感動してしまった本の中に、「さようなら、ありがとう、ぼくの友だち―ペットを失ったあなたへ」という本があります。

題名から想像できるように、ペットを失ってしまった子供のお話です。

ペットを失ってしまうのは、本当に悲しいですよね。私も経験がありますからよく分かります。何日たっても、何ヶ月たっても、悲しみが消えない…。ペットとの事を思い出すと涙が出てきてしまう…。

この本の主人公の悠太君も同じです。大事な犬のラッキーが死んでしまい、いつまでも悲しくて、いつまでも泣いていました。

そこで悠太君のお父さんが、自分が子供の頃に飼っていた犬の話をするのです…。

大切なペットの死をどうやって乗り越えていくか、というのが主題なのですが、この本から得るものはそれだけではありません。

お父さん(あるいはお母さん)が自分の子供の頃の経験を子供に話す、悲しみにくれている子供を励まし、諭す…。親子の関係の大切さも十分に実感できます。

いつか自分の子供がつらい目にあったときに、こうやって子供と向き合って話ができればいいな、なんて思っています。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2005年10月 3日 (月)

子供を本好きにするには大人が楽しむ!35

日本の昔のお話をもうひとつ。

「虫が大好きな女の子」ってあまりいませんよね。とか言いながら、私の娘は虫が大好きなんですが(笑)。結構何でも触りたがるので、親はヒヤヒヤ、ドキドキ、逃げたくなってしまいます。

着物を着て、おしとやかに座っていた平安時代のお姫様にも、同じように虫好きな方がいらっしゃったようで…。

「堤中納言物語」の中に、「虫めづる姫ぎみ(むしめづるひめぎみ)」というお話があります。

虫が大好きなお姫様。蝶のような美しい虫だけでなく、毛虫や気味の悪い虫も大好きで、集めて可愛がっていました。さすがに虫には詳しいご様子で、気味の悪い虫たちも、いずれは美しい蝶になるということをちゃんと知っています。

ちょっと変わったお姫様のお話ですが、「うわべだけで判断してはいけない」という、お姫様の気持ちを感じます。

「虫」、というとついつい敬遠してしまいがちですが、お姫様の優しさには学ぶところが多いと思います。もちろん、大人も同じですね(笑)。

日本的な絵、日本的なお話で、気持ちがなごみます。素敵な本です。

*ランキングサイトに参加しています。いつもクリックありがとうございます。

ここをカチッとお願いします!!

| | コメント (4) | トラックバック (1)

« 2005年9月 | トップページ | 2005年11月 »