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2005年7月11日 (月)

いつか子供に読ませたい!⑥

子供に読ませたい、日本人作家をもう一人…

「山月記」の作者、中島 敦です。

いいですねー。他の日本人作家には見られない、独特の世界を感じます。漢学の教養が豊かで、中国の古典を根底にした作品が多いです。

高校生の頃、確か教科書に「山月記」が載っていた記憶がありますね。そうです。一人の男が虎になってしまう、あの話です。

私はその頃から、この中島 敦の作品には関心があります。

その後、「山月記・李陵 他九篇」を読みました。中でも「牛人」が強烈でした。

叔孫豹(しゅくそんひょう)の夢の中に出てきた牛に似た男。後日、その男が目の前に現れ、自分の子供だと知る。この男を叔孫豹は気に入るが、牛男の恐ろしく、残酷な本性を知った時には既に手遅れだった…。

現代のサスペンスドラマに出てきそうな話ですが、中島 敦の見事な描写や文体でそういったドラマとは違う、冷たい、異様な雰囲気が漂っています。

中島 敦の文体は簡潔で明確です。的確な表現力で、飽きることなく最後まで読める作品が多いと思います。それに短編が多いので、通勤途中に読むには最適でした。

こういう本を読んで、「作家による文体や表現の違い」なんかを子供にはいつか楽しんでもらいたいと思っています。

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